引っ越しの挨拶の粗品に〝のし〟は必要?水引きの種類は?
2024/06/25
誰かに何かの贈り物を渡すときは、ラッピングをします。
これは引っ越しの挨拶の際に手渡す粗品も同じですが、この際の粗品はより丁寧に包まれている必要があります。
粗品にのしや水引きをされていた方がより丁寧な贈り物になるので、手渡したご近所さんに好印象を与えることができるからです。
ペットや小さなお子さんが居るご家庭、店舗開店などの際は、特に気をつけたいポイントとなります。
そこで今回は、引っ越しの挨拶のときに手渡し粗品の〝のし紙〟や〝水引き〟、〝書き方のポイント〟について解説していきます。
のし紙には〝内のし〟と〝外のし〟があります。
●内のし…のしの上から包みをかけるもの
●外のし…のしが一番外側にくるもの
引っ越しの場合は一目で引っ越しの挨拶とわかるように、〝外のし〟で包むのがマナーです。
フォーマルな贈り物には〝のし〟を付けることがマナーとされていますが、引っ越しの挨拶の際に手渡す粗品には必要なのでしょうか?
先に結論をいうと、引っ越し先の住民層で判断するのが良いでしょう。
例えばマンションやアパートなどで、単身者や高齢者など住民層がバラバラで、深いお付き合いにならない場合は簡単なラッピングでも失礼にあたりません。
しかし家を建てた場合は、お隣さんを含めその地域と深く長いお付き合いになるので、のしを付けた粗品の用意は必須と言えるでしょう。
水引きとは未開封品を意味する〝封印〟の意味で、魔除けや人と人を結びつけるという意味があります。
のし紙や上段の表書きの中心に配置する水引きは、どんなお祝いなのかに応じて種類も異なります。
水引きには〝結び切り〟と〝蝶結び(花結び)〟の2種類がありますが、引っ越しの挨拶時には〝蝶結び〟を選びます。
蝶結びの水引きは、「何度でもあってほしい」というお祝いごとに使用する水引きで、他には出産や結婚式でも使用します。
間違えても「一度きりであってほしい」という意味が込められた結び切りを選ばないようにしましょう。
最後に、挨拶の粗品ののしをどのように記載するかについて解説します。
のし紙の下段には苗字を記載しますが、上段には〝ご挨拶〟を記載します。
少し昔までは「心ばかり」と書くことが多かったですが、慎ましすぎるので最近では「ご挨拶」と記載したほうが素直に受け取ってもらえます。
のし紙は粗品を購入した店舗で包んでもらうのが一般的で手軽な方法ですが、もし粗品をご自身で手配して、のしを自分で包む場合はのしを無料で作成できる「のし無料」がおすすめです。
作成したのしを家庭用のプリンターで印刷して、粗品を包むだけで引っ越しの挨拶準備が完了。
多くの家庭に粗品を配る住宅地に家を建てた場合は、こちらの方が便利かもしれません。
まとめ
引っ越しの粗品にはのしを付けることが一般的です。
上段には〝ご挨拶〟、下段には〝苗字〟を記載して外包みで用意しましょう。
マナー上、正しいのか判断に悩む場合は、粗品を購入した店舗にのしを依頼したり、既に家を建てている先輩方に粗品をどうしたのか聞いてみてもいいですね。