2階リビングのメリット・デメリットとは?住宅のプロが抑えるべきポイントを紹介!
2022/01/20
2階リビングのメリットは?
➀ より明るいリビング空間
2階リビングの1番のメリットは、1階リビングよりも日当たりが良く、明るい空間になることです。
リビングは起きている時間の中で一番長く過ごす部屋なので、日当たりは重要ではないでしょうか?
2階にリビングがあることで、隣の家が近くてもリビングに光をたくさん取り入れる事が出来ます。
天井近くに窓を設置することでより明るさを取り込むことが可能なので、お家の中が広く見える効果も期待できます。
さらに、天井高を高くしたり、屋根に合わせて勾配天井にする事が2階リビングでは可能です。
天井や窓を高めに設定することで吹き抜けに面積を使わなくても、より広々としたリビング空間を演出できます。
2階リビングのデメリットは?
②1階の様子が分かりにくい
1階に個室が設置されることが多く、子供が帰宅後すぐ部屋に入れてしまうため、いつ帰ったのかわからない場合があります。
子育てをされる方にとっては、子供とのコミュニケーションは重要だと思います。
対策としては、リビングに人が集まるように居心地良くする事や、リビングでなくても普段からの子供とのコミュニケーションを大切にする等の工夫も必要です。
設備対策としては、いつ子供が帰ったかわかるように吹き抜けを設けたり、2階リビングでもリビング階段を採用する事です。
また2階リビングの場合、2階に人が集まる傾向があるため、1階の様子がわかりにくいです。
防犯上においても、不審者の侵入に気づけない恐れもあります。
そのため、窓から侵入されないよう、ガラス破り対策に強化ガラスや防犯フィルムを使用するなど防犯対策が重要です。
さらに、シャッターやセンサー付きライトを設置したり、防犯カメラ、ホームセキュリティの利用もおすすめです。
③老後の心配
2階リビングでは、1階リビングと比較すると、階段を上り下りする機会が多いです。
そのため、買い物の荷物を運ぶ時や、ごみ捨てなどが大変だと感じることもあると思います。
対策としては、玄関からの動線を短くしたり、ゴミを置いておけるスペースを確保した設計がお勧めです。
また、階段の形状や勾配、使いやすい手すりの設置をあらかじめしておくと、老後の負担がより軽減できるのではないでしょうか。
この記事を参考に、建てる予定の場所や家族構成に合わせて選択して頂ければと思います。