スケルトン階段のメリット・デメリットについて【実例あり】
2021/07/27
おしゃれな空間を演出してくれるスケルトン階段
リビングに階段を作る際、今おしゃれなデザインのスケルトン階段が人気です。
MONDIALで施工される施主様方もスケルトン階段を選ばれる方が多いです。
当社での施工事例とともに、スケルトン階段の特徴などについて説明していきます
スケルトン階段は従来の階段とは違い、重厚感があまりなく、リビングにあるとおしゃれな空間を演出してくれます。
階段は、どうしてもスペースをとってしまい階段下も収納とゆう選択しかできませんでしたよね。
ですが、スケルトン階段は階段下のスペースも十分にあり活用方法は無限大です。
角度や高さなどで下の活用方法はなんにでもなります。
壁面収納として壁に棚を付け、おしゃれにインテリアを飾ってみたり
ペットスペースとして、活用してあげたりなど。
また、本棚や作業スペースなど、たくさんのアイディアが反映できるスペースです
スケルトン階段とは?
そもそもスケルトン階段とはなにか?
段板とささら桁だけで構成された階段です。
段板と踏み込み板で構成されているのが通常の階段ですが、踏み込み板がなく段板とささら桁だけで構成されたものをスケルトン階段といいます。
スケルトン階段は、ストリップ階段・オープン階段・シースルー階段と呼び方は様々あります。
スケルトン階段には、サイドから段板を挟む側桁と下から段板を支える力桁という2つのパターンがあります。
デザインはストレート・上曲がり・下曲がり・Uターン・L型・らせんの5種類があります。
材質としては、アルミとスチールが多く用いられており、スチールはアルミの3倍の強度があるため薄くシャープなデザインで実現できます。
また、段板をどのように支えるかによって印象は変わります。壁に直接埋め込むタイプもあります。
スケルトン階段1つにしても、デザインや使用する材質などにより印象は大きく変わりますよね
スケルトン階段のメリット
近年、住宅は気密性・断熱性など性能の向上によって、吹き抜けなどの大空間でも暖かく過ごす事ができるため
リビング階段を取り入れやすくなっています。
スケルトン階段を含むリビング階段を取り入れることによって、家族のコミュニケーションが円滑になるのは大きなメリットです。
さらに、スケルトン階段は開放感のある空間を演出することができます。
狭小住宅やスキップフロアなどのプランにも適しています。
玄関などの閉鎖感のある場所にスケルトン階段を設けると、空間の拡がりが生まれて開放的な印象に
また、リビング階段はただ上り下がりするツールとしてだけでなく、インテリアのアクセントとしての役割も。
階段は存在感があるので、インテリア性をもたせることでおしゃれな空間にすることも可能です。
そして、過ごす場所としても活用できるのがスケルトン階段の強みです。
リモートワークの需要が高まっていますが、スケルトン階段下をワークスペースにすることも可能です。
また、スケルトン階段の場合、踏込み板がないため階段自体をベンチにしてしまい、吹き抜けの壁で
プロジェクターを使って映画鑑賞なんかもいいですよね
スケルトン階段の利用方法は無限大です。
アイディア1つで暮らしが豊かになりますよね。
個人的に目から鱗だったのが、スケルトン階段自体を大きなキャットタワーとして施工された例をみたときです。
気になる方は、検索されるとたくさんのスケルトン階段を使用したキャットタワーの施工例がご覧になれます。
スケルトン階段のデメリット
もちろん、いいとこばかりではありません。
デメリットも何点かありますのでご紹介致します。
・費用が高くなる
スケルトン階段は、通常の階段と比較すると高くなる傾向があります。
デザイン性を求められる分、使用する素材に限りが出るためです。できるだけ費用を抑えたいと考えられている場合には大きなデメリットとなる可能性があります。
予算と相談して、どんな階段の仕様でいくかなどをデザインを決めましょう♪
・家全体に音が響く
1階と2階が直結している場合、家全体に物音が響きやすいという特徴があります。
リビングで見ているテレビの音が2階に伝わることで子供が勉強に集中できなかったり、逆に2階で騒ぐ子供の声がリビングに伝わり
リラックスできない場合も…。
しかし、家族の気配を常に感じることができるのでコミュニケーションがとりやすいとも言えるでしょう。
・冷暖房効率が下がる
スケルトン階段は1階と2階の空気を循環するというメリットがあるものの、逆に夏は2階に暑さがこもり
冬は1階が冷え込んでしまいます。
これは、暖かい空気は上に、冷たい空気は下にいってしまう性質があるためです。
特に冬は家全体は温まりにくいため、シーリングファンを設置したり床暖房と取り入れるなどの工夫で解決できますね★
安全性に配慮する
階段のデザインによっては、転落などの可能性もある為、特に小さいお子様やお年寄りがいるご家庭はしっかりと対策をとりましょう。
転落防止の手すりを付けたり、段差を浅くしたり、工夫を施すことが大切です。
転落防止のネットやガードを使用すると、後々子供が大きくなった時に取り外すこともできます。
生活動線をイメージして間取りを作る
スケルトン階段を取り入れる際には、実際の生活動線をイメージしながら間取りを考えましょう。
特に、リビングにスケルトン階段を設置する場合には、スカートを履いて上り下りすることも考えて
下から丸見えにならない場所や人の行き来があまり気にならないような場所に配置するなど。
実際に使用する場面を考えながら間取りを作りましょう。
寒さ・音対策をあらかじめ検討する
リビングにスケルトン階段を設置するなら、寒さや音の対策をしましょう。
例えば、吹き抜けではないリビングにスケルトン階段を設置するという方法があります。
リビングの天井に開けた穴を通過するように階段を設置することで、ある程度の寒さや音の問題は解決できます。
また、冷たい空気の行き来を完全にシャットアウトしたい場合には、リビングと階段の仕切り壁や階段への入り口部分の扉などに
アクリル板を使用すると、スケルトン階段のメリットである明るさを損なわず、寒さや音の対策にもなります。